有機溶剤発散防止装置
高性能フィルタによる室内排気でダクト工事不要
※1 キシレンの初期値データとなります。1.5ppm未満は60時間目安です。使用する溶剤・使用環境・使用時間により抑制効果は異なります。
※2 作動後20分で自動停止します。フィルタ寿命お知らせランプつき。
※3 お近くの排気口に簡易接続の必要があります。
※4 ワークテーブルのパンチング穴は液剤のこぼれ対策用。
製品仕様
有機溶剤発散防止装置
型式 | LK-30 | |
---|---|---|
外形寸法(mm) | W1020×D620×H1270 | |
屋内循環部 | ファン形式 | シロッコファン |
処理風量 | 6.5m³/min | |
吸着フィルタ | 活性炭フィルタ | |
屋外排気部 (バイパス接続) | ファン形式 | 軸流ファン |
処理風量 | 1.0m³/min以上 | |
排気方式 | ダクト排気方式 | |
接続ダクト | Φ125 | |
照明 | 蛍光灯 20W 1灯 | |
重量 | 約85kg | |
電源 | AC100V 単相50/60Hz | |
消費電力 |
約140W/140W | |
外装 | 鋼板 メラミン系塗料焼付塗装 | |
ワークテーブル | SUS304 |
導入事例
北里大学病院 病院病理部技師長 医学博士 山下和也様
[神奈川県相模原市] 2014年5月 卓上プッシュプル換気装置:7台 有機溶剤発散防止装置:1台
ホルムアルデヒド、キシレン等の化学物質からの曝露防止に加え検体からの感染防止に対し総合的に対策
2014年5月の大学病院本館の移転新築にともない、排気ファンつき卓上プッシュプル換気装置(LP-60TU+LP-60FU)を手術臓器処理室に2台、病院病理部迅速診断室に2台、検体処理室に1台、剖検臓器保管室に剖検の切り出し用として2台の合計7台、また、手染色や手封入時に使用するキシレン対策として、検体処理室に1台の有機溶剤発散防止装置(LK-30)をご導入いただきました。各室内での全体換気とともに、各作業箇所にて局所排気することで、特定化学物質障害予防規則や有機溶剤中毒予防規則、女性労働基準規則等で求められる様々な化学物質曝露対策と感染対策を実施しています。
化学物質の法改正情報
特化則が改正されました(平成21年3月1日より適用)
作業環境測定について
・ホルムアルデヒドを製造し、または取扱う屋内作業場については6ヶ月以内毎に1回、定期に作業環境測定士(国家資格)による作業環境測定を行わなければならない。
・管理濃度は0.1ppmです。
プッシュプル型換気装置の設置計画の届出(労働安全衛生法 第88条)
労働安全衛生法にてプッシュプル型換気装置の設置が義務付けられる事業場にプッシュプル型換気装置を設置、移設、又は主要構造部分を変更しようとする事業者は、その計画を当該工事の開始の日の30日前までに、労働基準監督署長に届けることが定められています。
女性則が改正されました(平成24年10月1日より適用)
規制対象について
・妊娠や出産・授乳機能に影響のある26の化学物資(従来の規則は9物質)を規制対象とし、有機溶剤中毒予防規則の適用を受けているものとしてキシレンが含まれます。
・キシレンの管理濃度は50ppmです。
女性労働者の就業を禁止する業務について
労働安全衛生法令に基づく作業環境測定を行い、「第3管理区分」となった屋内作業場での業務については、妊娠の有無や年齢などにかかわらず全ての女性労働者の就業が禁止になります。